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持続可能な未来へ、マツノ技研とバイオ燃料

汎用性の高いバイオディーゼル燃料に向けたマツノ技研の取り組み



社会が抱える大きな課題の一つに、持続可能なエネルギーの確保がある。地球温暖化や環境汚染が進む中で再生可能エネルギーの重要性はますます高まりを見せていくだろう。そうした状況において、マツノ技研はバイオ燃料関連事業に取り組むことで、持続可能な未来へ寄与しようとしている。


バイオディーゼル燃料の

プラントを設計・施工


バイオ燃料とは、動植物由来の生物資源を原料とする燃料のこと。この燃料の魅力は燃焼時にCO2の排出はするものの、原料となる植物が成長する過程でCO2を吸収するため、トータルで見ればカーボンニュートラルな点にある。この特性がバイオ燃料を地球環境に優しいエネルギー源として注目させている。バイオ燃料と言っても種類があり、使用用途もさまざま。ガソリンの代替とされるバイオエタノール、軽油の代替燃料となるバイオディーゼル燃料(BDF:Bio Diesel Fuel)、航空機燃料として開発されるバイオジェット燃料(SAF:Sustainable Aviation Fuel)といった液体バイオ燃料がマツノ技研の関わる対象となってくる。その中でもマツノ技研が今着目するのはバイオディーゼル燃料だ。

今回取り組んだのは、食用廃油から生まれる再生可能なバイオディーゼル燃料(以下、B100燃料)と軽油とを混和し、より汎用性の高いバイオディーゼル燃料の製造および貯蔵を行うプラントの設計および施工事業。バイオディーゼルB5燃料(以下B5 燃料)、バイオディーゼルB30燃料(以下B 30 燃料)と呼ばれる軽油に脂肪酸メチルエステル(FAME)をそれぞれ5%、30%の割合で混和したバイオディーゼル燃料製造および供給を手がける富士興産株式会社(本社:東京都千代田区)からの事業を受注し、大阪・岸和田に専用のプラントを建設した。



B30燃料は主に空港・港湾・工場などの私有地内で稼働するナンバープレートのない作業専用車両の燃料として使用されるもので、富士興産の一例としては関西国際空港内のJALのトーイングトラクター(制限区域内で手荷物・貨物のカートやコンテナを牽引する地上支援車両)に使用されている。一方、B5 燃料は国の定める軽油の強制規格をクリアしたもので、一般的なディーゼルエンジン(自動車、建設機械、発電機など)に使用が可能。公道での走行も認められている。温室効果ガス(GHG:Greenhouse Gas)の排出抑止に取り組む観点から、これからさまざまな企業が採用するバイオ燃料になることだろう。



二つのタンクが実現する

プラントの革新


マツノ技研の燃料貯蔵に関わる専門性の高さ、そしてより効率よく運用するための独創性に富んだ発想力は、今回の設計・施工にも大きく寄与している。その一つが〈マツノタンク〉と〈コンボルトタンク〉の併用だ。原料となる軽油やB100燃料、製造されたB5およびB30燃料の特性や貯蔵量に合わせ、2つのタンクの組み合わせによってプラントを設計。タンク自体の安全性が高く、また設置工程においても大規模な工事を必要とせずに時間・コストを大幅に圧縮。市街地においても周辺環境への影響を最小限に抑えることが可能となった。

液体バイオ燃料の需要が高まる中で、同社の取り組みは社会全体にとって大きな一歩ともなり、この未来志向の挑戦は地球環境の保護とエネルギー問題の解決に向けて、希望を与えてくれるものになるだろう。持続可能な未来を目指し、マツノ技研はこれからも技術力と革新性を発揮し続ける。



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